Distortion Life

ゲーム開発者つよがエンタメを思考したら発信するブログ

「マルホランド・ドライブ」をオススメしたい理由は『難解さとエンタメ成分のバランスが絶妙』だからです

マルホランド ドライブ [ポスター]

何度も観ている作品なんです。劇場公開当時は勿論劇場に出向いて行きましたし、鑑賞後はドハマリして二度目の劇場鑑賞も割と直ぐでした。そもそもデヴィッド・リンチ監督の作品は大好物だったのですが、彼のフィルモグラフィの中で、本作がダントツで好きです。僕の映画生涯ランキング1位です。

 今更ながら、ネタバレを厭わず好き勝手に書き綴るつもりですので、ご承知の上でお読み下さいませ。

  • 基本情報
  • 感想
    • 女優が鍵
    • デヴィッド・リンチによる10個のヒント
    • 難解さとエンタメ成分のバランス感覚
  • 最後に
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「ミッション:8ミニッツ」を観た感想は『コンパクトながら優れたSFだぞ、見たほうがいいぞ』だった

大事な物は?と聞かれたらどう答えますか?僕はこの質問が最も苦手でして、大事な物や人が多過ぎて特定出来ないのです。数多い大事なものの中の一つに、刺激を与えてくれる誰かの存在っつーのがありまして、コレは高校生の頃から認識している「宝物」の一つです。

 そう云ったワケで、僕に素晴らしい音楽や映画を教えてくれる誰かは、とても大事な存在です。僕のエンタメ大陸を拡大してくれる、掛け替えのない機会を無償で与えてくれるなんて。

 本エントリで紹介する映画作品は、仕事をキッカケにお付き合いのある映画友達から勧められて観たのです。ブルーレイ版をお借りして。彼から借りる映画はことごとく知らない作品でありながら、現状打率10割。ハズレなし。そう云う事ないよね、なかなかからふささかさて。

 なのに、これまで観てきた映画や好みがかなり近く、仕事の打合せの名目でよく映画語りをしてしまうような感じです。ありがたい事この上なし。

 さてネタバレを厭わず好き勝手に書きますので、ご注意を。

  • 基本情報
  • 感想
    • 時をかけるジョニーは戦場に行ったフライ・エフェクトの名は
    • 編集が見事
  • 最後に
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「アサシン・クリード」を観た感想は『素材の味を殺した残念作』だった

かなり前ですが観たんです、劇場で。絶大に観たいワケでもなかったのですが、原作であるゲームがなかなか好きだったので、興味があったんですよね。そして何より、ファスベンダー兄貴が出演しているって事ですから、ちょっと目が眩んだんですね。まさに眩んだとしか云えない出来栄えだったのですが。ネタバレを厭わず好き勝手書きます。まー面白くなかったんですよ、コレが。

  • 基本情報
  • 感想
    • アクションは素晴らしかった
    • 話がタル過ぎる
  • 最後に
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「グレートウォール」を観た感想は『流石のチャン・イーモウとしか云い様がない!良質の少年ジャンプ映画がまたもや中国産かよ!』だった

チャン・イーモウ監督をご存知ですか。僕は大好きなんです。むっさ有名な監督ですから、ご存知の方も多いかと思いますが、名前聞いた事はあるかなぁ程度の認識しかお待ちでない人もいらっしゃるかもしれません。

 損してるよ!

 もしあなたが少なからず「映画を観るのが好き」な人類でしたら、なおの事です。

 チャン・イーモウ監督作品の事は語り出すと語りたい事が多過ぎるので端折りますが、彼の最新作が万里の長城映画「グレートウォール」なのです。

 ネタバレを厭わず好き勝手に書きますので、ご覧になるご予定の方はご注意くださいませ。

  • 基本情報
  • 感想
    • 万里の長城を使って敢えてのクリーチャもの
    • 突っ込みドコロは問題ではない
  • 最後に
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「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観た感想は『褒めたかったんだケドなあ……』だった

攻殻機動隊 ( GHOST IN THE SHELL ) スカーレット ヨハンソン ポスター

公開二日目に観てきました。IMAX3Dです。きっと3DCG満載のが映像が連発されるでしょうから、少々高いチケット代を支払ってでも、と思っていました。さて、出来栄えはどうだったのか。ネタバレを厭わず好き勝手に書きますので、ご覧になられるご予定のある方は自己責任で宜しくお願いしますね。

  • 基本情報
  • 感想
    • 攻殻機動隊らしさは何処に
    • 気に入らなかった改変箇所は5つ
      • 01.草薙素子の素性
      • 02.人形使いとクゼと社長
      • 03.公安9課の面々
      • 04.多脚戦車の扱い
      • 05.ネットワークの扱い
  • 最後に
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おたくについて今更ながら考えてみた

ドラマCD「恋人vs二次元 オタク彼女の場合」

おたくって言葉が市民権を得て随分経ちますけども、おたくってなんだ?つー話を書いてみようと思います。

 おたくは人によって定義が違います。以前はは今よりほんの少しだけ明確な定義がありました。中森明夫氏界隈の人々により命名されたスラングですね。これはまあ有名な話なので聞いた事もありましょう。

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「キングコング 髑髏島の巨神」を見た感想は『怪獣映画としては最高点の超馬鹿映画だ!少年は全員劇場集合な!』だった

キングコング。なんなんでしょう、この口に出すとなんともムズムズする単語。いやムズムズって云うか、萌え萌え、って云うか、わくわく、って云うか、ムラムラする単語。いえ欲情しているのでは決してありませんが、とにかく自分の中に潜む少年がばびーんと飛び出してくる感じには違いありません(僕はまーまー飛び出しがち)。

 うれしい事に、名作キングコングが何度目かのリブートを果たして帰ってきてくれました。さて出来栄えはどうだったのか。ネタバレを厭わず好き勝手書きますので、ご覧になられる予定のある方はご注意くださいませ。

  • 基本情報
  • 感想
    • 怪獣表現の到達点
      • コングの造形と解釈
    • コングの対立軸はやはりサミュエル
    • 怪獣の無駄打ちが馬鹿でイイ!
    • 娯楽的要素を一々に配置しているのが馬鹿でイイ!
    • 馬鹿映画とは
  • 最後に
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40過ぎのおっさんが刺繍したものを40過ぎのおっさんにプレゼントしたのには理由があるのだ

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僕は手芸の趣味があるんです。まあ最近はしょっちゅう何かを作り続けているなんて事もなくなりましたが、まあまあ本気で色々なモノを縫ったり作ったりしていました。思えば小学校の頃から洋裁が好きでした。フェルトを親に買ってもらっては、自分で小さな人形などを作ってバッジにしたり通学帽に縫い付けたりして悦に入る子供だったんです。

 そんな僕がここ3週間ほど、久しぶりに刺繍に打ち込んでいたのにはわけがあったんです。

  • ドット絵を刺繍
  • 研究員シラタマを知っているか?
  • 実は色々迷った
  • 刺繍は楽しい
  • 最後に
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「ドクター・ストレンジ」を見た感想は『完成形じゃね?』だった

マーヴェル映画もすっかりヒット作の常連さんになって久しいですね。昔はゆーても暗中模索な期間もあったもので、デアデビルとかファンタスティック4とかまるで無かったかなような存在の作品もチラホラありました。

 しかしそうした試行錯誤や大スベリの経験があってこそのアイアンマンでありアヴェンジャーズだと思います。不屈の精神が、ケヴィン・ファイギを突き動かしたからこそ、今日のマーヴェル・スタジオがあるんでしょうな。

 で、遂にと云うかとうとうと云うか、待望のバランスブレイカー登場です。

 マーヴェル・ユニバースの中では、ソーみたいな神なる存在が登場する事もあれば、ただ単に超人的な普通の人間であるホークアイのような存在も同居している、実にリアリティラインが不安定な世界でした。

 いや今もそうです。

 その事自体は何もマイナス面ばかりではないのですが、ただ中々面倒な存在も居たりするわけでして、その有名な一例が本作の主人公、ドクター・ストレンジと云えるでしょう。

 例によってネタバレを厭わず自由に書きますので、ご覧になるご予定のある方は自己責任で読むか否かを御判断されますように。

  • 基本情報
  • 感想
    • 物語は立ち上げが一番楽しいのである
    • テンポ感はもはや完成形
    • ハリウッドに残されたファンタジー
    • バトルシーンは劇場で観て欲しい出来栄え
  • 最後に
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御堂筋線東三国駅付近でDCファンが何かの呪いを実践しているのか……?

近所なんですね。東三国駅。歌手のaikoさんは東三国が地元だったそうで、彼女がオススメする「タコたこ」と云うたこ焼き屋さんが一部で有名だったりするあの東三国です。

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「沈黙 -サイレンス-」を観た感想は『これは娯楽作品に対する踏み絵か?』だった

先日、公開したばかりの映画「沈黙 -サイレンス-」を観てきました。直ぐに感想を書けば良かったのですが、しばらくどうしたものかと考えてしまったんですね。しかしまあ、時間が経って気持ちも整理されて来たので、書いてみようと思います。ネタバレを厭わずに書きますので、ご覧になるご予定のある方はお読みになられませんよう。

  • 基本情報
  • 感想
    • 日本人が知らない日本の隠れ切支丹を描く
    • 観客は主人公の視点に乗っかる
    • 沈黙の意味が重た過ぎる
  • 最後に
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基本無料ゲームを嫌ってる? 無料を考える vol.002

無料を考えるエントリ2回目です。今回はゲームについてです。サービスの有料無料の話題において、ゲームほど多くの人が怒り、喜び、文句を発信するサービスは他にありません。強力なエンタメ・コンテンツとして人々の心を強く揺さぶる事が可能であるが故に、反発もまた過度な加熱を引き起こすのが、基本無料のゲームコンテンツなのです。ではいざ。

  • ゲームの無料化
  • facebookのソーシャルゲーム
  • 2008年最大の事件
    • Zynga爆誕
  • DeNAとGREEのオープン化
  • 無料が一番怖い
    • 無料サービスのキモは継続率
    • セーフティネットの機能不全
  • 最後に
    • 関連エントリ
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インターネットのサービスにお金使ってる? 無料について考える vol.001

西野氏の一件で、今更ながらフリーミアムの事を考え直したワケです。2010年以降何度も自問自答して何度も同じ答えに至った案件です。

 無料は悪なのか?悪ではないのか?

 そしてまた僕は、同じ問いを自分に投げかけたのでした。何度かのエントリに分ける事になりそうですが、考えた事や歴史的背景なんかを書いてみようと思います。先に云っておきますが、別に役立つ情報は含まれませんので悪しからず。

  • 基本無料のビジネスモデルには誰でも触れている
    • 検索サービスの恩恵
    • シェア獲得の果てに
  • 基本無料から始まるサービス
    • 無料サービスはコストをかけずに提供出来る?
    • 技術者達が循環する
  • 無料化の波
  • 最後に
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塗り絵が楽しくて夢中になってしまう

娘が成長して、塗り絵が欲しいとせがむような年頃になって来ました。僕も昔から大好きです塗り絵。最初期の頃はとにかく絵の内側をはみ出さずに綺麗な均一の色面で塗り上げる事を目指していたなあ、なんて思い出します。

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キングコング西野氏が犯したミスを考えてみる

最近しょっちゅう彼の名前を目にします。主にネット上でのニュースや記事として。正直あまり興味はなかったのです。と云うのも、僕は彼を芸人としての活動のみ認識していて、キングコングの芸風が好みではなかったのです。

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written by つよ