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Distortion Life

ゲーム開発者つよがエンタメを思考したら発信するブログ

「ホステル2」を観た感想は『娯楽作品として見て!』だった

発売されて速攻で手に入れたのに観る機会がなかった「ホステル2」を観ました。

前作では斬新かつ残酷なゴア描写と、しっかり復讐のカタルシスも織り込んだ、実に映像の美しい作品だったので大いに期待していました。

そして、イーライ・ロス監督は流石のいい仕事っぷりを見せてくれたのです。

ホラー映画でありながら、「そこまで本当に必要なのか?」と思える程に、今作の映像もまためさめさ美しくてカッコいいですよ!

基本情報

ホステル2 [DVD]

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  ホラー映画に免疫があって、ある程度の描写には不感症になった人でも、このシリーズの残虐シーンには目を覆うはず。前作でアメリカ人男子大学生らが犠牲になった、スロバキアの同じホステルが舞台。生き残っていたひとりの衝撃運命を皮切りに、今回はアメリカ人女子学生3人が餌食となる。ホステルに着いた3人は早速「オークション」にかけられ、落札者によって肉体がズタズタにされるわけだが、前回はぼんやりとしか描かれなかった犯罪組織の実体も明かされていく。このネット社会、軽い好奇心で遊ぼうと思った普通の人間が、恐ろしい犯罪に手を染めてしまう過程がリアルなのだ。
3人の女子大生がそれぞれ個性的で、なかでも最初の犠牲者になるローナ役、ヘザー・マタラッツォの“イケてなさ”がドラマのなかで絶妙な効果を上げている。後半に差しかかると、3人の運命にハラハラさせるのはもちろん、脇キャラが受ける酷たらしい仕打ちに至るまで、これでもか、これでもか、という血と肉の饗宴には、もはや呆然とするしかない。これからバッグパッカーで旅行を計画している人は、本作を観たら即キャンセルしたくなるだろう。(斉藤博昭)

感想

今作の被害者は女性。

前作がエロ魂の衝動によってホステルに導かれる男達の悲劇だったのに対していまいち罪と罰の概念が薄まりましたが、代わりに組織のギミックが明らかにあるなど別の展開が用意されていて飽きさせない作りになっていました。

「前作のゴア成分増量」という安易な方法論に向かわなかったのは大正解だと思います。

拷問する側のドラマ

拷問対象をネットでオークションしていたという設定も小気味よくて好きです。

ダラダラと見せるのではなく、そこはモンタージュでパパッと繋いでいます。

この作品の背景として秀逸なのは、凶行に走る金持ち達はみなごく普通のまともな生活を送っているという点です。

可哀想な主人公達を恐怖のドン底に陥れるのは、ジェイソンやブギーマンではなく「名士」と呼ばれる一般人で、ネットで品物を競り落とすわけです。

競り勝った時は「やったっ!」とか言っちゃうw。

初めて拷問に来た新人は、いまいち拷問慣れしていなくて、予定よりも早く傷つけてしまって、落ち込んだりするのも、可愛らしいです。

こういったホラーに必須なのは間違いなくユーモアのセンスで、この作品はブラックな表現で笑いを提供してくれるのです。

まぁ、切り取った男根を犬に喰わせるシーンなどは、あまりにリアルな作り物で痛さのほうが勝ってしまったのですけどねぇ…。イテテ

良く出来た娯楽作品

物語そのものもテンポ良く、ストーリーの足腰が強いです。

見終わった後は、ただ単に陰惨な気分になるようなことはありません。怖かったが面白かったと感じるエンディング。

こりゃ良いよ。

ソウ・シリーズは、ゴア表現の追求に向かったように見えそれはそれで面白いのですが物語の仕掛けとしては選択肢の枯渇が前提となる方向性だったと思います。

ホステルの流れは物語のアイデアで引っ張っている部分において、映画としての可能性を感じました。

娯楽作品として観て良いのです。

最後に

怖い映画が大丈夫な人にはオススメで〜っす。

案外スカっとしますよー。■■

written by つよ