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Distortion Life

ゲーム開発者つよがエンタメを思考したら発信するブログ

「グエムル -漢江の怪物-」を観た感想は『B級作品として絶賛』だった

映画 怪獣

久しぶりに「怪獣映画」、グエムルです。韓国映画のDVDをまさか自分で買うことになろうとは思っていなかったのですが、どうせ見るならとなにやら物々しい豪華版を買ってしまいました。調子乗りました。同梱されてた絵コンテは、全然いらない代物だったので残念です。

基本情報

グエムル-漢江の怪物- コレクターズ・エディション [DVD]

グエムル-漢江の怪物- コレクターズ・エディション [DVD]

 

ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河、漢江(ハンガン)。休日を、河岸でくつろいで過ごす人々が集まっていたある日、
突然正体不明の巨大怪物<グエムル>が現れた!
河川敷の売店で店番をしていたカンドゥの目の前で、次々と人が襲われていく。気付いた時には遅かった!カンドゥの愛娘、中学
生のヒョンソがグエムルにさらわれたのだ!
さらに、カンドゥの父ヒボン、弟ナミル、妹ナムジュのパク一家4人は、グエムルが保有するウィルスに感染していると疑われ政
府に隔離されてしまう。
しかし、カンドゥは携帯電話にヒョンソからの着信を受け、家族と共に病院を脱出、漢江へと向かう。
果たして彼らはヒョンソを救えるのか?
そしてグエムルを倒すことはできるのか!?

感想

本編が始まった瞬間から、絵が綺麗だと思いました。実はこの作品を観る前に、トヨエツ版の「八つ墓村」を観てしまっていたことも手伝ってか、随分とクオリティの高い映像に見えましたね。冒頭の雨のシーンなんかはかなり好きです。

 そして、いきなりグエムル登場です。掴みはOKというヤツで、長ったらしい前フリや予兆もなくあっさりと惨劇が起こるあたり、日本の怪獣映画にはない速攻加減です。これもかなり好きなやり口です。

 怪獣映画としての「冴え」を見せながらも実は、家族愛をテーマに物語は進みます。この家族愛の描き方がグダグダで、中学生が書いた話みたいな家族なんです。稚拙とも云えるし判りやすいとも云えます。深い人間ドラマを描くべき作品とは感じられなかったのでこの中学感は「アリ」で「判りやすい」と判断していいと思いました。

怪獣表現

全編にわたって概ね満足でした。橋にブラ下がっているカットは凄く好きです。怪獣の見せ方についてはレベル高いと思いましたねー。日本の映画製作者は見習って欲しいです。

 ただ人間をくわえたりたりはするもののバギリボギリとかみ砕くようなシーンはなかったのが残念でした。グエムルが持つ殺戮動機を補強する意味でも、もっと無秩序に残虐な存在でも良かったんちゃうかなぁとは思いました。

 デビルマンを読んで感動出来るのは、バラバラになったミキちゃんを見た時の悲しみと怒りだ、的なアレです。

 途中でチョイチョイ差し挟まれる小ギャグは別にいらなかった感があります。「そこ笑いいらんやん」的な後味の悪さがたまにあったりしました。まあほのぼのしてて嫌味はないからサラリと流せる程度ではあります。

 俳優達は味があっていい雰囲気を作っているから、シリアスな展開のままで行って欲しかったな~と。第一作目ゴジラの味付けだったら云うコト無かったのですが、それは贅沢過ぎでしょうかね。

最後に

きっと何回も観ることになろうと思います。いろいろ文句を云いたくなったりするのは結局好きだからで、つまらなかった映画のことでアージャコージャと言うことは不可能なのですから。ラストも暖かで好きな感じでしたよ。■■

「怪獣酒場」大図鑑 (TJMOOK)

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written by つよ