Distortion Life

ゲーム開発者「つう」がエンタメを思考したら発信するブログ

オススメのカバー曲13選

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カバー曲。この口に出すと胸に広がる期待感はなんなんでしょう。と同時に脳裏を掠める残念な思い出が「待て、早まるな」とやたらに警告を発するのは何故なんでしょう。

 いや解っています、痛いほど知っています、カバー曲に対する期待と残念が織りなすファン心理の苦しい歴史について。

 と、大袈裟に入ってみましたが、カバー曲をテーマに書いてみようと思います。

カバー曲って何よ?

簡単に云えば、自分たちが創った楽曲ではなく他人の曲を拝借して アルバムのボーナス・トラックとして収録したりする音源、の事です。

 多くの場合で「オマケ」的な存在として扱われるケースイが多いのですが、必ずしも「オマケ」だけの意味とは限りません。カバー曲だけで1枚のアルバムを創る場合もありますし、通常アルバムの正規収録曲としてカバー曲を採用する場合もあったりします。

 これはつまり、ミュージシャンとしてリスペクトしているバンドや個人に対する「敬意の現れ」でもあって、また自分達のルーツに対する敬愛と云った感情も混ざり込んでいるんだと思います。

 多くのミュージシャン達も若かりし頃は、どこにでもいるようなキッズと同じように憧れのスター曲をコピーして練習したり、コピー・バンドで人前で演奏したり、またはスタジオでちょっとした練習の合間にふざけて大好きな有名曲を演奏したり、するものなのです。

 そう云った意味で、どんなミュージシャンが、どんな曲をカバーしているのか、と云う話題はとても興味深いわけです。中には「えっなんでこの曲を?」と云う感想を持つような、意外なルーツが明らかになる事だってあります。

 そんなカバー曲と元曲を合わせて紹介したいと思いますよ。

01.Stone Cold Crazy

最近人気再燃中のクイーン。彼らの楽曲は実にバラエティに富んでいます。ハード・ロックと一言で括るにはあまりに多くの色を内包しているんですよね。この曲はメタルの味わいが明らかに強いのですが、原曲は分厚いコーラスにコーティングされているから見過ごしがちかもしれません。メタリカのカバーはなんと云うか、スタジオ一発録りくらいのシンプルな感じで、ノリ重視の音源だと思います。ラーズのツーバス連打は、直球ながらバシっとキマってるんじゃないでしょうか。味わいが全然違うわけじゃないけど「らしさのスパイス」を上手く付加できている、いいカバーですね。メタリカはいいカバーしますね、ホント。

02.Symphony Of Destruction

メガデスの5thタイトル曲を、アンジェラ時代にアークエネミーがカバーしています。この曲、ローチューニング+グロウルで演奏すると、こんなにも邪悪なイメージになるんだなって、驚きました。正直云ってメイン・リフなどは音低過ぎて何やってるのか聴き取りにくいんですけどね。アンジェラ姐さんも、イイ仕事しています。アークエネミーがメガデスに思い入れがあったのかは少々疑問が残るところですが、短い期間でサクっとカバーできる曲、って意味だったのかもね、と想像します。なかなかの佳作。

03.Sweet Child O' Mine

ガンズの超有名・名曲を、シェリル・クロウがカバー。女性のキーだとこんなに自然なイメージで歌えるんだーと、新たな発見をした記憶があります。内容はほとんどそのまんまだから特筆すべき点はあまりありません。アクセルのハイ・トーンはもちろん大好きなんですけどもシェリル・クロウってなんと云うか、ナチュラリスト風の印象がありますよね?彼女かこの曲を選んだのは、興味深いなって、当時思ったものです。

04.Heroes

モーターヘッドもまた、数々の名曲をカバーしていました。そんな中でも、メタル圏外の曲もカバーしていたりして興味深いのです。この曲を聴くと、モーターヘッドの懐の深さと云うか、音楽的な幅の広さを感じます。レミーと同郷である、イングランド出身のデビッド・ボウイをカバーしたのは、互いに敬意を払い合う仲だったんだろうと想像します。公式に親交があったとはされていないらしいんですけどね。二人とも最高にカッコいい。

05.Blitzkrieg Bop

ラモーンズの超有名曲をロブ・ゾンビ(監督)がカバーしていました。と云ってもラモーンズのトリビュート盤でしたから、彼がどの程度ラモーンズに敬意を感じていたかはわかりません。でもまあ、ロックを演奏する人間でラモーンズを愛していないなんて考えられないので、まあきっと大好きだとは思います。彼のカバーは、見事に自分流儀に改造していて面白いですね。メロディも結構大胆にいじってます。元曲とは全然違うアプローチで、でも素晴らしい楽曲に仕上がっていると思います。

06.Please Don’t Leave Me

名曲。ジョン・サイクスとフィル・ライノットが作った名バラードを、プリティ・メイズがカバーして、大ヒットしました。基本に忠実ながら、サビメロはちょっと変えていたりして、僕としてはカバー版のメロディ・ラインの方が好きだったりします。ギター・ソロまでほぼ完コピなんですけども、これは元曲の完成度が高過ぎたって云う解釈でいいと思いますね。まあ、プリティ・メイズのPVが全く意味不明なのはこの際目をつぶっておきましょう。

07.Since You Be Gone

これも名曲ですね、HR/HMファンでこの曲を知らないってあり得ないですね。でも、レインボーのオリジナル曲だと思っている人は案外多いかもしれません。原曲はラス・バラッド。リッチー・ブラックモアがラス・バラッドのファンで、この曲をカバーしたいと提案したんだそうです。今となっては、レインボー印の印象が強過ぎる事になってしまいましたけどね。知らない人にしてみたら、なんで横山やすし師匠が歌ってんの?って思ったかもしれませんが、彼はグラハム・ボネットと云う、レインボー二代目ヴォーカリストです、間違わないでくださいね。力強い歌唱がカッコいいですな、やっさん。

08.Itchycoo Park

これは渋い選曲だと思います。ジョン・サイクスのバンド、ブルー・マーダーの2ndからこの曲。アルバムでは二曲目に収録されていて、間に合わせのカバーではない心意気が感じらました。原曲はスモール・フェイセズのヒット曲。サイクス節は何と云ってもオリジナルにはないギター・ソロ・パートで、これが弾き過ぎない良いバランスで、原曲の良さを最大限に活かしていると思います。これは、彼のリスペクトがいい形で表現されたんでしょうね。

09.Anarchy In The U.K

色々のミュージシャンにカバーされまくって、手垢で真っ黒になっている印象がある定番曲。まあ、バンドやると一回はコピーしちゃったりしますよね。プロだって元々はキッズだったわけで、こう云うのやりたくなるんだろうな、と微笑ましい気持ちになります。この曲に限っては、正直誰のバージョンでも良かった気がします。昔コピーした経験があると云う意味だけで、モトリー・バージョンを選びました。この曲はアレンジしすぎないくらいが丁度いいなって思います。

10.Yyz

ASTERISM気に入ってるんです。彼らのスタイルからすれば、この曲をカバーしたのはまあ必然だったろうと思います。YYZという曲は、通過儀礼のようなものでしょう。それなりのテクニックは身に着けていますよ、ほらこの曲も演奏できてるでしょ的なアレです。かく云う僕も、かつてコピーした事があります。あまつさえ3ピースでLIVEまでヤってしまった、ええ、ええ、下手でしたよ、ギリギリアップアップでしたよ。RUSHのメンバーは、なんと云うかインテリで最高です。もうその程度で察してください。無茶苦茶難しいプレイなのにどキャッチーなメインテーマが耳につきます。

11.Immigrant Song

ZEPの名曲「移民の歌」もまた、さまざまなミュージシャンにカバーされまくっています。でどのバージョンを選ぶのか迷うわけですけど、映画「ドラゴン・タトゥーの女」のサウンド・トラックからトレント・レズナーも参加したバージョンを。映画の冒頭でこの曲が流れます。原曲自体の完成度が高い為に、この曲のカバーは殆ど弄られない事が多いですね。サウンドやリズム・トラックが豪華になる事はあっても、基本構成は維持されています。このバージョンも例外じゃなくて、大筋では原曲へのリスペクトに溢れていながら、現代的なサウンドに仕上がっていて、シビレました。

12.Smooth Criminal

あー、あったよねー、なっつっかっしー、って思いましたか?ファンの皆様には悪いんですが僕はこのカバー曲でしか、彼らの事を覚えていません。いやね、それくらい当時インパクトがあったって事です。1990年代はメタル冬の時代だったせいか、こう云うクロス・オーバーがたくさん生まれていたんです。このカバーがあまりに売れてしまった為に、カバーだけの一発屋的印象がもたれがちなのは本当に気の毒、ええ僕もそうですけど。ただ今聴いてみたら、なかなかいいプレイだと思います、ごめん忘れてて。

13.Shy Boy

最後はコレ。カバーと云うか、セルフ・カバーでしょうか。ビリー・シーンは、キャリアの最初であるバンド「タラス」で発表したこの曲を、その後に属する事になるあらゆるバンド、プロジェクト、でプレイしてきました。物凄く気に入ってるんでしょうね、シャイ・ボーイ。実際、ギタリストとのバトルがLIVEでは盛り上がるし、人気曲である事は間違いありません。僕も何度かビリー・シーンの生演奏でこの曲を聴きましたが、超テンションあがりました。と云うか本人が一番楽しんでますよね。ビリーは歌も歌えるスーパー・ベーシストなので、声も楽しんでくださいね。

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written by つよ